人々の記憶から忘れ去られてしまいそうな数々の未解決事件・・・
あるいはこんな事件知らなかった、という方々へ純粋な事件の知識として、
シリーズ【真相の発掘】では、様々な古い事件を採り上げ、書き留める。
微力ながら事件解決の為の呼び水となれれば幸甚である。

【事件概要】

2014年11月29日午前7時15分ごろ、浜松市東区子安町の住宅の庭先で、近くの介護士大橋貞子さん(50)が 倒れているのを警察官が見つけた。大橋さんは首に切られたような傷があり、 
すでに死亡していた。静岡県警は殺人事件と断定し、浜松東署に捜査本部を設置した。 

 県警によると、大橋さんは28日午後9時ごろ、チラシ配りのアルバイトのため自宅を出発。 
帰りが遅いのを心配した家族が浜松東署に届け、署員が付近を捜していた。 
大橋さんは住宅の玄関近くで横向きに倒れていた。首に傷があったが、争ったような跡はなかったという。 

 この住宅の住人と大橋さんとの間に付き合いはなく、チラシ配りで庭先に入ったところを 
何者かに襲われたとみられるという。現場から数十メートル先の道路上には 
大橋さんの自転車がとめられていた。周囲は住宅街で、住民によると夜間は人通りが少ないという。 

その他、補足情報はこちらなどを参考にして頂くとして・・・。

事件の概要を読んでふと思ったのが、強姦魔ではないか、ということ。強盗や物取りとは到底思えず、人柄からして怨恨も考えにくい。そうなると人を殺してみたかった的な快楽殺人犯か強姦魔くらいしか思ない。

快楽殺人的なことでいくと、話はここで終わってしまうので、強姦魔説を採り進めて行く。

気になる証言として「被害者宅付近に白いワンボックスよく停まっていた」という証言。

被害者はすらっとしていてきれいな方だったという。犯人は、被害者に好意を持っており、被害者がポスティングをしているという習慣を知って、自宅付近で張っていて、それこそが犯人の乗った白いワンボックスなのであり、強姦の機会を窺っていた、としよう。そして、ついに実行に移したのである。

ポスティングで、無警戒の被害者の背後に忍び寄り、刃物を用いて、後ろから被害者の首に刃物を宛がうように脅した際、騒がれたので咄嗟に刺してしまった―――あるいは逃げようと身体を振った際の軌道と、犯人が刃物を横に引いた軌道が一致してしまい、かなり深く刺さってしまった―――とどのつまり、後ろから首を刃物で横一閃にした、ということである。咄嗟に起きた事態だったので、慌てた犯人は強姦どころではなくなり、逃走したということである。

しかし不可解なのは、悲鳴を上げながらも防御している痕がない点。
気道に達するほどの傷であるから、当然、刺される前に悲鳴を上げたと思われる。
この点からして、背後から抱きつくような感じでアプローチをしたのかもしれない。悲鳴を上げたのはその直後ではないか。そして、騒がれたため、黙らせるという意味も込めて首を一閃した。
あるいは無理矢理車に連れ込もうとしたのかもしれない。それが被害者宅の近くによく止まっていた白いワンボックスなのではないだろうか。(無論、車は殺害現場近くまで移動させてる上での犯行)
人というのは本当に恐怖を感じると声がでなくなるという。脅迫で近づいたとすると、恐怖で固まってしまう人がほとんどだろう。そのことからも、何らかの肉体的接触があった上で殺害したと思うのである。

いずれにせよ、このケースの場合、強姦を目的としていたわけで、殺害を計画していたわけではないということである。殺害が目的であれば、動機が不明、被害者は恨まれているような人でもないようだし、快楽的な人間か、薬物使用者ということになるが、その辺りをあげるとキリがないので、上記のような妄想となるが、気になるところとして、白いワンボックスは事件後に見られなくなったのだろうか?
そうなると、この白いワンボックスは益々怪しく、犯人のものである可能性が高い。
何せ、手掛かりがこれしかないのだから。

(現場付近で似たような事件)

既に犯人は捕まっているが、似たような事件が今年に入って発生している。
静岡県浜松市の路上で6月30日夜、浜松市東区小池町の介護職員・池本和代さん(45)が殺害された殺人事件で、浜松市中区曳馬の職業不詳・松坂健一容疑者(42)を殺人容疑で逮捕したと発表されました。
松坂容疑者は犯行後、現場近くの交番に自首し、「人を刺した」と話したことなどから殺人の疑いで緊急逮捕された。警察の調べに対して松坂容疑者は「罰を与えようと思った」と供述しているという。
また、松坂容疑者の車の中からバタフライナイフのような刃物が見つかっているという。
逮捕されたのは、浜松市中区曳馬の職業不詳・松坂健一容疑者(42)。警察によると松坂容疑者は先月30日夜、浜松市東区小池町の路上で浜松市東区小池町の介護職員・池本和代さん(45)の胸などを刃物で十数か所突き刺し、殺害した疑いがもたれている。
110番通報した男性会社員(30)によると、『「きゃー」という女性の叫び声が聞こ外に出ると、男が歩いてくるのが見えた」と話しており、松坂容疑者とみられる男は「悲鳴を聞いたか」との問い掛けに「知らない」とだけ答えて車に乗り込み、焦った様子で急発進させたという。その後、男性会社員が先へ進むと血だらけの女性が仰向けで倒れていたという。
事件現場は田畑と民家が混在する地域で、付近の住民によれば午後10時以降はほとんど人通りがない場所とのことです。

大橋さん事件をぐぐると、上記ニュースがヒットする。それほど近似性がある事件が発生している。

まず、発生現場が共に静岡県浜松市東区という場所、殺害方法も刺殺、また被害者の職業が介護関係という点も共通している。

上記事件の犯人は自首して捕まっているが、それは男性会社員に顔を見られたからだろうか?
そして、捕まっているものの動機が不明。「罰を与えようと思った」ということだが、どういうことだろう?
少なからず面識があったと思えるような言い回しで、痴情の縺れであろうか?
当然、余罪を追及しているとは思うが、大橋さん事件ではこれといった物証がないので、中々立件しづらいだろう。
また松坂容疑者の車は白いワンボックスなのかどうか、その点も気になるところである。