以前にも本ブログで取り上げ、拙い妄想をした茨城大女子大生殺害事件
非常に不可解な事件であるが、日頃から未解決事件を調べたりしている方々は
この事件が連続殺人の内の一つではないか?という説が実しやかに囁かれているのはご存じだろう。
というのも、この事件の前後に近い時期、狭い範囲で類似した殺人事件が多発したからである。
今回はその中の3番目にあたる岩井市女子高生殺害事件を取り上げてみたい。
 

まず初めに3つの事件を整理してみる。

●第一の事件

<概要>
2003年7月9日午前9時45分ごろ、茨城県猿島郡五霞町川妻地内の道路脇用水路で、若い女性がうつ伏せで「く」の字の曲がっている状態に死んでいるのを散歩中の近所の住民が発見した。
その後、遺体の身元はテレビの報道で知った家族の問い合わせを受けた茨城県警察本部の捜査の結果、足立区在住で都内の通信制高校に通う高1女子生徒であることが判明する。
遺体発見時に被害者は靴を履いていなかったが白い靴下が汚れていないことから、室内などの別の場所で殺されて車で運ばれて捨てられたとの見方を強めている。
また被害者の靴、バック、腕時計、携帯電話は発見されていない。

日付 2003年7月9日
被害者 佐藤麻衣さん(15歳) 
死因 首を紐のようなもので絞められたことによる窒息死
遺体発見場所 茨城県猿島郡五霞町川妻地内の道路脇用水路
遺体の状況 上下とも黒いスポーツウエアタイプの服 靴を履いていなかったが靴下は汚れていない
備考 携帯電話はなくなっていたが、着衣に乱れはなかった。

●第二の事件

<概要>
2004年1月31日午前9時ごろ、茨城県美浦村舟子の清明川河口付近で、山口県出身で茨城県阿見町在住の茨城大農学部2年原田実里さん(当時21)が、
全裸の他殺体で発見された。 死因は首を絞められたことによる窒息死。死亡推定時刻は、31日(土)の午前0時から2時ごろ。
付近に争った痕跡はなく、原田さんは別の場所で殺害されて運ばれたものと見られる。 

日付 2004年1月31日
被害者 原田実里さん(21歳)
死因 窒息死
遺体発見場所 茨城県美浦村舟子地内の清明川(河口付近)
遺体の状況 全裸。首や肩にも刺し傷。
備考 黒いジャージーのズボンだけが現場に残されていた。メガネやコンタクトレンズ、財布や携帯は自宅に残されていた。

●第三の事件

<概要>
2004年6月20日午前6時50分頃、茨城県坂東市(事件当時は岩井市)の利根川沿いにある排水路脇の草むらで女子高生平田恵里奈さん(当時16歳)
がうつぶせに倒れているのを車で通りかかった男性が発見した。平田さんは発見当時、意識不明の重体だったが息はしており、病院に運ばれたものの7時間30分
後に死亡した。 死因は首を絞められたことによる窒息死。靴は履いてなかったが、靴下は汚れていなかった。着衣に乱れはなかったが、被害者の財布と携帯電話が無くなっていた。 

日付 2004年6月20日
被害者 平田恵里奈さん(16歳) 
死因 首を紐のようなもので絞められたことによる窒息死
遺体発見場所 茨城県岩井市長須地内の農道脇
遺体の状況 首を絞められたことによる窒息死
備考 靴は履いてなかったが、靴下は汚れていなかった。着衣に乱れはなかったが、被害者の財布と携帯電話が無くなっていた。 


共通する点としては

・全て近い範囲で1年以内に起きている
・若い女性
・靴を履いていない
・窒息死

といったところだ。取り分け佐藤さん事件と平田さん事件は状況が酷似している。

また3つの事件の5年前にもつくば市大字高田地内の山林内において、川俣智美さん(当時19歳)の他殺体が発見された事件が起きているが、こちらは5年前ということで関連が薄いか。
つくば市高田地内における筑波大学女子学生被害の殺人・死体遺棄事件

更に3つの事件後の2004年11月3日、女子高生二人を千葉県野田市内の橋の上から突き落として殺害を図ったとして、22歳の男を主犯とするグループ4人を誘拐(営利、わいせつ目的)、監禁、強盗殺人未遂などの容疑で逮捕された事件が起きた。

逮捕後に事件がピタっと止んだことから、このハント族こそ、茨城県で起きた一連の若い女性を狙った殺人事件の犯人なのでは、という憶測も巷では流れているが
 
・・どうも私にはそうは思えない。

というのも、確かに距離こそかなり近いものの、上記3つの犯人であれば、3つの事件同様に首を絞めて殺害していないのがまず不可解だ。橋から落とすよりも、殺害方法としては絞殺の方がよっぽど確実である。もし3つの事件あるいはどれかの事件との同一犯であれば、犯行の成功例があるのだから、ここへきて急に殺害方法を変えるということがどうしても考えられない。いくら15メートルの高さから落としたといえど、下は水面であり、確実性は低い上、犯人サイドから2人の生死の確認が難しい。現に2人とも生存している。また逮捕当時、警察も上記3つの事件との関連を調べないほど無能ではないと思うわけで、(ましてや半年~1年以内の事件)そういったことからも犯人らには強姦の余罪はあるかもしれないが、上記3つの事件とは無関係といっていいのではないだろうか。

では、3つの事件は同一犯なのか?というところなのだが、これの見極めとして、重要なのが殺害目的である。
何が言いたいのかというと佐藤さん事件と平田さん事件は、被害者に性的暴行のあとはなかったのか?ということである。原田さん事件では性的暴行の報道の記載がないものの、まず遺体は全裸だという点と両腕、両足には皮下出血があったということに加え、犯人のDNA、これは恐らく精液かと思われ、性的暴行された可能性が否定できない。しかし、残り2つの事件は衣類に乱れはなかったということだ。だからといって、性的暴行をしていないという理由にはならず、殺害後に衣類を脱がし、行為の後に慎重に衣服を着させたかもしれないが、それならば靴も履かせてもいいわけで、実際にそのようなこと…所謂「死姦」をしているのであれば、性器に痕跡は残ると聞いたことがあるし、何にせよそういった報道がないので(遺族への配慮で出来ないのかもしれないが)単純に絞殺され、遺棄されたと考えていい…のだろうか。

では、である。では、仮にそうだとすると、原田さん事件とこの2つの事件の類似性は、死因が窒息死、靴を履いていないということぐらいしかなく、原田さんの方は絞殺後に死因を隠そうとしたのか、バラバラにしようとしたのか、刃物で身体を傷つけていたり、自転車の家の鍵だけを持ち去ったりと色々している。それに対し、残り二つの事件は所持品こそ持ち去っているが、比較的シンプルな印象を受ける。

特筆すべきは、靴を履いていないという点で、原田さん事件では、私はこの事件を、犯行現場を車内と踏んでいるので、靴がない理由としては、犯人が性的暴行の際に衣類を脱がせるため、靴が引っ掛かり邪魔だったから脱がせた、という理由があるわけれども、女子高生二人に至っては、衣類の乱れがなく、靴を脱がす必然性がない。これは脱がせたというより、自ら脱いだと採る方が自然で、つまりは犯人と被害者2人は室内でコンタクトを取っていたとも思うというのは、誰しもがまず考えることで、逆にそうミスリードさせる為の犯人の偽装工作ということも十分に考えられる。また、携帯電話を持ち去るということは、交友関係を知られない為という理由が最たるものであろうから、顔見知りの犯行の線が高いと思うも、こちらもそうミスリードさせる為の犯人の偽装なのかも知れない。

以上を踏まえて、岩井市女子高生殺害事件を考察してみたいと思う。
2004年6月20日午前6時50分頃、茨城県坂東市(事件当時は岩井市)の利根川沿いにある排水路脇の草むらで女子高生平田恵里奈さん(当時16歳)がうつぶせに倒れているのを車で通りかかった男性が発見した。平田さんは発見当時、意識不明の重体だったが息はしており、病院に運ばれたものの7時間30分後に死亡した。 死因は首を絞められたことによる窒息死。靴は履いてなかったが、靴下は汚れていなかった。着衣に乱れはなかったが、被害者の財布と携帯電話が無くなっていた。 

平田さんは6月20日午前0時ごろ、ファミリーレストランに1人で入店。ここで友人の女性にメールをし、友人がレストランに来ると1時間ほど食事をしながら話し、20日午前1時36分(レシートで確認)に店を出た。 その後、平田さんはレストランの向かいにあるコンビニに入り、プリペイド携帯のカードを購入しようとしたが店に置いていなかったため公園に向かった。公園では友人と二人でもう1人の知人を1時間ほど待ったが、来なかったため再びコンビニに戻り午前4時ごろ平田さんはこの友人と別れた。

その直後の午前4時8分ごろ、平田さんはコンビニに1人で入り、「おにぎり」「缶コーヒー」「キーホルダー型工具」などを購入。この後、午前4時22分と午前4時42分に出入りしていることが防犯カメラで確認されている。 午前5時前、店員に棚の前で座り込んで携帯をいじっているのを注意され、平田さんはコンビニを出た。

午後5時45分頃、平田さんのプリペイド携帯電話から「財布をすられたみたいなので、最寄の警察署の電話番号を教えて欲しい」と2回110番があり、警察では最寄の境警察署の電話番号を教えた。その電話から約1時間後に意識不明で倒れている平田さんが発見されることになるが、その間に平田さんの身に何が起こったのかの詳細は分かっていない。

午前5時前に平田さんが退店したコンビニから600メートル離れた別のコンビニの前で平田さんの自転車が見つかっているが、このコンビニは深夜営業しておらず(開店は午前6時)、平田さんはこのコンビニまで移動した後で事件に巻き込まれたと考えられている。また初めに立ち寄ったコンビニでは、ナイフ付工具も購入しており、待ち合わせをしていた人物に会う前にトラブルを予想し、護身用に持っていたものではないかという可能性も考えられている。 

6月22日になって、プリペイド式携帯電話と1万円以上の課金カードを平田さんに買い与えていたスリランカ人男性(当時36歳)が警察に「携帯電話を買ってあげたのは自分である」と出頭し、不法残留だったため逮捕された。殺害の関与も疑われたがこの男性は否定し、後に犯人でないとされた。
平田さんの事件直前の行動を時系列にまとめると、

2004年6月20日(日) 最高気温31度 最低気温21度
午前4時8分頃  コンビニでナイフ付きキーホルダーを購入
午前4時22分  コンビニに出入り
午前4時42分  コンビニに出入り
午前5時前   店員に注意されコンビニを出る
午前5時45分頃 警察に通報
午前6時頃   別のコンビニで自転車が見つかる
午前6時50分頃 遺体で発見される
(こう見ると、店員に注意されたので、仕方なしにもう一つのコンビニに向かったと見ることもできる)

<ナイフ付きのキーホルダー>

まず興味深いのは、平田さんが事件直前、ナイフ付きの工具をコンビニ(デイリーヤマザキ岩井文化センター店 以下コンビニA)で購入しているという点。
 
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画像:デイリーヤマザキ岩井文化センター店

所謂、十徳ナイフというものに相当するアレだろうが、そんなものがコンビニに売っているのとは初耳。状況からして、このナイフの購入は護身用だったのでは、ということが想像できる。それ以外に、そんなものを年頃の女子高生が買うだろうか?仮にこれを護身用に買ったとすると、最悪、刺そうとしていたわけで、警戒心の強い女性といって良いのかどうなのか、とりあえず穏やかな状況ではない。またかなり暇を持て余しているようなことから、平田さんは誰かを待っていた、ということが推測できる。この2つのことから、危険が予測される人物と落ち合おうとしていた、ということがあくまでも状況から導き出される。そんな人物となぜ待ち合わせをしていたのかは全く以て不明だが、何か会わなければならない理由があったのだろうか。逆に、平田さんが誰とも連絡を取っておらず、ただ単に暇を持て余しているだけだとしたら、犯人が知り合いにしろ、面識のない人物にしろ、完全に偶然な行きづりの犯行なわけで、ここで話は終わってしまう。

なので、ここでは犯人と連絡を取っていたとして話を進める。そうなると、恐らくコンビニの前で落ち合う約束だったのだろうが、どちらかがコンビニの位置を勘違いをしており、相手側が別のコンビニ(23時閉店、6時開店、以下コンビニBとする)に来るよう指示した、或いは平田さんから出向いた、ということになる。

このコンビニBで落ち合った人物こそ、時系列から鑑みても平田さんを殺害した犯人である可能性が非常に高い。コンビニBが開店前だったというのは偶然だろうか?防犯カメラを嫌って犯人が敢えて指定したとすると土地勘がある人物になる。待ち合わせだとすると、そのやり取りをしたのは携帯電話だろうから、それを犯人が持ち去っていくのはごく自然だ。つまりこの携帯持ち去りは偽装工作ではないといっていい。そして、落ち合ってから間もなくして「財布をすられた」と平田さんは110番通報をしている。それも3度にわたって、だ。

<見覚えのある人>
【1回目】会話をする間もなく切断。 
【2回目】 
(恵)お金をすられた。 
(警)どこにいるの? 
(恵)岩井のコンビニ 
(警)どんな人にすられたか分かる? 
(恵)見覚えのある人。岩井署の連絡先を教えて? 
(警)岩井署はないから 
※ここで切れる 
【3回目】境署に来るように伝えて、恵里奈さんも「はい」と答えている。 
この約1時間後、平田さんはコンビニBから約700m離れた利根川沿いの草むらで、意識不明の状態で発見される。

着目すべきは、この時点で平田さんはコンビニBにいたであろうという点。
そしてもう一つは見覚えのある人にすられたという点。

これはコンビニAですられたことに、コンビニBの地点で気付いたということだろうか?それならば防犯カメラを見ればすぐに分かるはずで、それは当然警察は行っているはず。そうでないというのなら、早朝、見通しの良い場所でお金を「すられる」なんてことは皆無に近い。財布がなくなっているのなら「落とした」と思うのが普通だ。スリなんてものは満員電車や野外での居眠り中に財布を抜き取るようなことであって、場所的にもスリという舞台に全く適していない。これはすられたというより、お金をギられた(盗られた)、強奪されたと思うのだが、ではなぜ平田さんは「すられた」なんて表現をしたのだろうか?境署の番号を知るための何かの口実にすられたと嘘をついたのだろうか?はたまた単純に語彙力の問題か…?

また、その人物は「見覚えのある人」という表現。この表現、その人物が誰かなんとなく分かる以外には普通は使わない。だが、知っている人物であれば、知っている人、知り合い、知人、それこそ名前を言ってもいい。つまり、どこかで一方的に見かけたことがあるような間柄か、何かで見てて記憶に残っている人物、ということになる。名前を言わなかったのは本当に知らないか、その人物への配慮か。しかし、この人物、つまりスリの犯人とは何らかの手段、恐らく携帯での連絡を取り合っていると思うのだ。それなのに知り合いではないとすると、どういうわけだろう。

また、この人物はお金を盗む目的で平田さんと落ち合ったのだろうか?それもおかしな話である。また、コンビニAに写った防犯カメラの映像を見るに、平田さんはリュックを持っており、そこから財布を取り出そうとしているように見える→コチラ
となると、リュックごと奪ったか、リュックからこっそり取り出した?もしくは自ら取り出したところを奪ったか・・・。

財布を何からかの方法で盗られた、もしくは何かが起き、ここで110番通報が出てくるのだが、1回目の110番は即効で切れてしまう。考えられることとして、犯人が制止したか、犯人にバレそうになったからか?
そして2回目の110番。いくつかのやり取りが出来ているが、やはり途中で切れてしまう。3回目の110番で境署に来るように、また境署の番号を教えたというが、境署に連絡したという情報はない。

一つ言えるのは、なんだかんだで、平田さんは「通報に成功している」、ということ。更に境署の番号まで聞き出している辺り、あまり身に危険が迫っているという感じがしてこないのだ。そこで考えられるのは、この時点で犯人は近くにいなかったのだろうか。

いずれにせよ、この通報こそが、犯人が平田さんを殺害した動機になった可能性が当然のことながら、ある。何らかの方法、これは平田さん自身がその旨を伝えた以外にないのだが、それを知った犯人が逆上し、発作的に平田さんの首を絞めたということになる。無論、通報と事件は偶然で関係ない可能性はあるが、一ついえるのは殺害が当初からの目的であればこんな早朝に行う必要性が全くないわけで、計画性はないということだ。(無秩序型殺人)

また発見時、平田さんは瀕死の状態だったということで、殺害しきれていない(後に病院で亡くなった)点も考慮すると相当焦っていたか、あるいは非力な人物、また平田さんは護身用にナイフを用意していると思われるので、平田さん自身が自分でも対抗できうるような人物こそが犯人だったとすると、女性という可能性も十二分に考えられる。(後述にて紹介する動画内でも怪しい女性がいたという情報が出てくる。)

<殺害場所と時間> 

そして、殺害場所。これは不明だが、平田さんの自転車はコンビニBにあり、遺体がコンビニBから700mの草むらにあったということから、徒歩だと8分前後?犯人とそこまで歩いたのかもしれないが、自転車がコンビニに置きっぱなしというのは少し不自然だ。一部報道では自転車の前かごにプリペイドのカードが入っていたようだし、移動するにもしても自転車を押していくのが普通だろう。つまり、殺害場所はコンビニB付近あるいはコンビニB駐車場の車内で、またこの距離からして犯人は車で運び遺棄した可能性が濃厚であると言えよう。しかしながら、車で700mなら1分足らずだろう。平田さんの死亡推定時刻は出ていないが、5時45分から6時50分の間の約一時間ということは確実である。平田さんが遺棄されたのは利根川添いの道路で、車の往来がどの程度かは分からないが、かなり田舎風で、日曜日ということからも、かなり少ないと思えるが、(というよりそうでなければ遺棄場所に選ばないだろう)あのような(下記動画参照)形で草むらから足を突き出していれば、恐らく車が数台も通れば、下手すればすぐに気づくのでは、下手すれば1台目に気づかれる、と思え、このことから隠そうというより、適当なところに遺棄し、とにかく早く遺体から離れたい、立ち去りたいという心理が窺える。コンビニBの開業時間は6時で、10分前に店員が出勤しに来ると考えると、殺害されたのは通報直後の5時45分から50分の僅か5分の間ということになり、それからすぐに遺棄へ動き、辺りを物色したと考えると、多めに見積もって平田さんが遺棄されたのは5時50分から6時30分ぐらいの間ではないだろうか。或いは、もう一つの考えとして、平田さんは瀕死だったということは、平田さんが発見される直前に、犯行が行われた可能性があるかもしれない。そうなると危害を加えてから遺棄したのは大体で見積もって6時35分~45分辺りになり、となると、コンビニBには店員がいる時刻なので、その駐車場が犯行現場ではない可能性が高くなる。

平田さんは通報直後、何らかの理由で犯人の車に乗車、周辺をウロウロし、一悶着あって首を絞め、すぐに遺棄したということも考えられる。平田さんが発見される直前まで平田さんが助手席に乗っていたとすると、自身の遺体に車内に落ちている犯人の毛髪やなどが付着していても良さそうだが、そういったことがないということで、綺麗な車内か新車(に近い)だったのかもしれない。無論、車体付近で殺害し、トランクに入れて運んだということも考えられる。

とりあえず殺害現場は車内か車外で、そうなると、靴を脱いでいる理由が見当たらず、考えられることとしては、

・靴を脱がせたのは偽装工作
・車内が土足禁止

あたりだろうか。

車で土足禁止というと、不可思議な印象を受けるが、検索するとままあるようで、特にトラックに多いようだ。下記動画、恐らくこの事件に関して唯一残っている当時の動画であるが、後半にトラックドライバーが出てくる。→動画

このトラックドライバーは行動がかなり怪しいところがある。友人の証言によると平田さんの彼氏だったという噂も番組内で出てきているが、平田さんの彼氏は当時36歳のスリランカ人だったはずである。動画内でドライバーは関係を否定しているが、真意は不明で、交際相手が複数いたかも知れず、また友人の証言が誤りだとすると、この男性はどこから沸いてきたのだろうか・・・?火のないところに煙は立たないわけで、何らかの関わりがあると思うのだが・・・。早朝に待ち合わせるのもトラックドライバーであれば不自然ではない。本人自ら言っていう通り、是非、出頭して身の潔白を証明してもらいたい。

ここで、可能性が高いであろうことを列挙する。
  • 平田さんは警戒心を抱いていた
  • 犯人とは携帯で連絡を取り合っていた
  • 犯人とはコンビニBで出会った
  • 犯人の顔は知っているが、初対面のような間柄
  • 殺害場所は車内か車体に程近い場所
  • 行き当たりばったりの犯行
  • 遺体は車で運んだ
  • とにかく早く遺体から離れたかった
というわけで、連続殺人の一つではないか?と言われる岩井市女子高生殺害事件であるが、こうして見てみると、少なくとも原田さんの事件とはだいぶ差異があるように感じる。何より時系列からして、平田さんは犯人と思われる人物と出会って1時間以内に殺害され、そして私の考察では殺害後すぐに遺棄されていると思うことから、性的な暴行目当てではないことは明らかであり、発作的に首を締めたら死んでしまったという印象を受ける。正し、1つ目の事件の佐藤さん事件との関連は改めて検証が必要である。

<犯人像>

金をすった(盗った)人物=おそらく最後に出会った人物=基本原則として最後に出会った人物を疑え・・というこいとを踏まえると、平田さん曰く「見覚えのある人」、これが唯一の手掛かりと言って良い。つまり見たことはあるが、はっきりとは分からない人物。恐らくこれが初対面だった?果たしてそのような間柄に位置する人物とはどんな人物だろうか?

一つ、考えられるのが写真などで見たという可能性。

平田さんは前日19日土曜日の午後9時ごろ自宅を出て、20日午前0時ごろから岩井市内のファミリーレストランで友人の少女と食事をしている。
その後、コンビニA、公園と友達と行き、夜を明かしている。かなり暇をしていたことが想定される。更に、友達とはこの段階で別れ一人になった。その後、再びコンビニAに向かった。一人になり、かなり暇を持て余している、時間をつぶしているように見受けられる。この少し前の段階あるいはもっと前から、平田さんはインターネット上の交流できるサイト、所謂出会い系サイトや掲示板、などで遊べる人物、相手をしてくれるような人物を探していたとしたらどうだろうか。犯人はそれを通じて知り合った人物で、見覚えがあるというのは「送られてきた写メ」ということである。この手のやり取りの中で写メを交換するということは、よく行われる行為であり、この人物に会うまでは、平田さんは相手を写メでしか見たことがなく、そのような表現になった、という。まぁ、それでも「見覚えのある」という表現は少し違和感のある気はするが、平田さん自身出会い系で知り合ったと警察に言うのが後ろ暗い気持ちがあり、そういう表現になったのかもしれない。平田さんの携帯電話はやり取りの形跡が残っていると思われるので、当然犯人に持ち去られ、どこかに遺棄されてしまっているので、手掛かりは皆無に等しい。また彼氏というスリランカ人とはどこで知り合ったのか?これも疑問である。仮に、である。仮に彼と知り合ったのが出会い系サイトであるとするならば、そのサイトが唯一の手掛かりとなり得るが・・・12年経った今も残されているのだろうか・・・。

出会い系サイト以外だとすると、どこかでナンパされ、連絡先だけ交換したような人物ということも考えられる。
「見覚えのある」という言葉を、自分に置き換えてみてほしい。どんな人物が想像できるだろうか?
余談であるが、私なんかは「見覚えのある人」なんて言葉を使うときは決まって、その人が「誰かに似ている人」であり、それは大体TVでたまに映る名前の出てこないタレントだったりする。いずれにしろ、両者の名前が分からない状態に使う。
もしくは、1,2回ごく軽い接触をしたことがあるとか、何度が一瞬見かけたものの全く接点がないとか、そんなものである。一ついえるのはその人物をはっきりと思い出せない、顔は見たことがあるが素性がわからない、、ということである。そういった「インスタント」に接触したことのある人物が犯人だと思われ、だからこそ、捜査が難航し、なんと言ってもこれといえる物証が皆無に等しく、(報道されてないだけであるかもしれないが)そういったことから今も犯人逮捕に至っていないのかもしれない。