神隠し(かみかくし・かみがくし)とは

  1. 喪中神棚を、白い紙や布で覆う慣わし。
  2. 人間がある日忽然と消えうせる現象。神域であるで、人が行方不明になったり、からなんの前触れも無く失踪することを、神の仕業としてとらえた概念。古来用いられていたが、現代でも唐突な失踪のことをこの名称で呼ぶことがある。天狗隠しとも言う。

wikipediaより



この世では、現代の科学などでは解明できない不可解な現象が、まれにではあるが起こる。

以前、取り上げた赤城山主婦失踪事件などはそれにあたり、そういった忽然と人間が消え失せてしまった現象を、人は古来より

「神隠し」

といって、人智の及ばぬモノの仕業としてきた。

今回取り上げる事件もそんな神隠しといっても差し支えない事件である。
・事件概要

2009年7月24日(金)「ひるがの高原キャンプ場」
この地域では、江戸時代からの伝統行事「郡上おどり」と呼ばれる、日本三大盆踊りの一つに数えられる伝統的な盆踊りがあった。この「郡上おどり」は毎年7月中旬から9月上旬までの夏の期間開催され、近隣県はもちろん、遠くの住まいからも参加者が多く訪れる。近隣の小学校も学校行事の野外授業として参加し、愛知県常滑市立常滑西小学校5年生の下村まなみちゃん(当時10歳)もこの野外授業に参加していた。

2009年7月24日(金)午前8時、愛知県常滑市立常滑西小学校5年生の下村まなみちゃん(当時10才)が夜の行事で行う、キャンプ場で肝試しを行うための下見でコースを確認するため、4人1組のグループ組になり移動。下村まなみちゃんがいる4人グループが、その下見班として選ばれた。

校長は、安全のため小川にかかった橋の前で立ち、下村まなみちゃんがいる4人グループが歩いて通過する。一人遅れて歩いている下村まなみちゃんが小川の橋が通過するのを確認。下村まなみちゃんはグループに遅れること距離にして約20m後を先に行く3人に遅れて歩いていた。

校長は下村まなみちゃんが通り過ぎるのを確認。
しばらくして、校長も後を歩いていくと、先に歩いていた3人が戻ってきて「下村まなみちゃんがいなくなった」と引き返してきた。校長が周囲を見渡し探すも、下村まなみちゃんの姿は見つからず、校長はすぐさま警察に通報。最後に目撃してからわずか10分の出来事だった。



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キャンプ場の地図。こちら↓と照らし合わせると、

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地図の上部に当たる「散策道」あたりが、失踪の舞台となる。
要するに逆Uの字型を描いた道のりであり、出発地点から戻ってくるまでがおよそ1キロのよう。
まなみちゃん含む女児(男児という話も)4人はここを歩いていた。

校長のいる脇道と橋を渡った後の脇道以外は、大人でも登ることが困難な急斜面、もう片側も川が流れており、ある種の密室状態だったと言える。

こちらの動画を見て頂ければ大筋はお分かり頂けると思う。

校長を通り過ぎ、戸谷川に架かる橋を渡ったまなみちゃん。
ここで、当然右に曲がるだろうと思った校長は、まなみちゃんから視線を外してしまう。
これが、まなみちゃん最後の目撃となる。

重要なのはまなみちゃんはダウン症を患っていたということ。理解力や社会性や症状の重さは私には知る由もないが、知的障害を伴っていたのか、ということはこの事件を論ずる上でかなり重要になるのではないかと思う。
しかし、それに纏わる記述が私には見つけられなかった。普通学級だったのか、それとも特別支援学級に在籍していたのか、なども不明である。仮に少し変わった考えを持っている子、ということで考えてみると、この状況でも迷子になる状況が一つだけあるのである。

それはやはり、上記動画内でも考察されているが、橋を渡った直後。左手の脇道である。

通常であれば、まなみちゃんを探しに戻った女児と、まなみちゃん通過後、後を追った校長に挟まれる格好となるので、どちらかと遭遇することになるのだが、女児と校長が鉢合わせてしまった。

となると、やはり橋を渡った直後、何かが起きたわけで、それは何かというと、左手の脇道に入ってしまったのではないか、ということなのである。

何故まなみちゃんは左手の脇道に入ってしまったのだろうか?それもまなみちゃんの姿を覆い隠すようなブッシュが茂っている道である。道というのも憚れるかもしれない。

ここからは恒例の妄想に入るとする。

・・と、その前にこの時間を考えるにあたり、説を大まかに分けると、

・誘拐説
・事故説
・迷子説

になると思う。

まず誘拐説だが・・どこからかここでキャンプをやっているという情報を知ったよからぬことを考えた大人が、散策道に潜伏。独りになったまなみちゃんを攫った、というもの。
だが、考えてみてほしい。この下見が行われた時間は午前8時である。更に付近には校長先生もいる。計画的に犯行をするにはあまりにも不相応ではないか。
ましてやまなみちゃんのグループが下見の班に選ばれることも偶然で、まなみちゃんがグループから少し遅れて歩くことを知っていた人物・・・となるが、そうなると学校関係者以外いないだろう。(無差別に誰かを狙って予め潜伏していた、というのはあまりにも可能性として低いだろうから、考えないこととする)
学校の関係者が、下見直前、ブッシュの中に潜伏し、その機会を窺っていたとでもいうのだろうか?
それであれば、夜の肝だめしの時の方がよっぽど、攫うのに適している。わざわざ、このタイミングで、というのがどうも解せない。そもそもそんなことしたら、すぐにわかるだろうし、攫った後どうするのか。キャンプ場へはバスで来ている筈で、身柄を隠す場所もない。なので、私は誘拐説には懐疑的なのである。

では、事故は?となると、これもどうか。まなみちゃんは正規ルートを外れどこかに迷い込んでしまい、崖などから転落してしまった。しかし、まなみちゃんがいなくなってすぐに大人数で捜索が行われ、そういった箇所は勿論捜索している筈。辺り一帯を探して何の痕跡も出てこないというのは、ありえるのだろうか?全く人の死角になった箇所、例えば穴などに転落したなど、考えることはできるが可能性として考えるとこれも低いと言わざるを得ない。(ゼロではないが)

では熊に襲われた、というのはどうだろう。そうなると襲われた際の血痕や衣類の破片などが見つかってないのがおかしい。咥えて、そのままねぐらに持っていきそこで捕食した?いずれにしろ、何の痕跡が未だに見つかっていないというのは考えにくいのではないか。
全く痕跡を残さず襲われたとすると巨大なアナコンダが丸飲みした以外には考えられないが、南アメリカの熱帯雨林(アマゾン)じゃあるまいし、そのような生物がこのキャンプ場に生息しているとは考えづらい。

残るは迷子説である。個人的にはこれを採用したいと思うのだ。

橋を渡りきったまなみちゃんは、右手を見ると、当然先を歩いていた女児たちの姿が目に入る、と思ったのではないだろうか?

しかし女児たちは既に遥か前方進んでおり、その目に捉えることはできなかった。(このタイミングで校長は目を離してしまう。)3人組が視界に入らなかった時点で、まなみちゃんは独自の思考回路から、3人はこっちの道に進んでいない、と思ってしまったのではないだろうか?

ふと左側を見ると、草が生い茂っているも道と思しき箇所が。こちらの道であれば、3人組が目に入らなくても、無理はない。もとより、草で見えないのだから。思わず草むらを覗き込むまなみちゃん。そして一歩、二歩と歩を進めどんどん奥へ・・・。

動画内で、スナイダー氏もそのような考えを持っており、母親もそれに同感している。こういったときの母の勘はあながち馬鹿に出来ず、何せ誰よりもまなみちゃんのことを知っている人間であり、その方の言うことは確度が高いのではないだろうか?

しかし問題はここからである。

地図では行き止まりとなっているが、辺りは森である。遮蔽物などできっちりと行き止まりになっているとも考えられず、進もうと思えば獣道なれど進めたのではないだろうか?
しかし、一度迷ったが最後、方向感覚を失ってしまった。
怖がりな性格ゆえ、早く合流したいという焦りからどんどん森の奥深くへ入って言った可能性は否定できない事実である。

そしてこちらをご覧頂きたい。真意は定かではないが、興味深い体験談を投稿されている方がいる。

まなみちゃんもこの方同様、どうにかして車道に出たのではないだろうか?
先に紹介した動画内でもFBI最強捜査官スナイダー氏が「ここにはすぐ近くに道路があり・・・」との見解を示している。

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そして、大人たちの捜索範囲から外れ、暗くなるまで迷子になった末、車道に出るも、辺りを走っていた不注意な車に・・・(ネガティブなことなので以下略としてお察しいただきたい)

という、不運に不運が重なった悲劇のあらましが私の見立てである。その後、その運転手が何らかの隠蔽工作を行ったのではないだろうか。

というより、いくら考えてもこの以外に納得のいくような結論が出ないのも事実であり、可能性を探ればそれこそいくらでも出てくるが、現実的な可能性ということを考えるとこのような結論に至った次第である。では、どうすればまなみちゃんを発見できるのか、というところに焦点がいくであろうが、これはもうあの辺り一帯の山を掘り返すということぐらいしかないものの、米国の優秀な警察犬K9が辺りを捜索しても何もでなかったことから、このキャンプ場のある一帯の山ではない別の遠くの場所に運ばれ 以下略 ということになってくるのである。

あくまでも私の憶測、妄想に過ぎないが、迷子という偶然と、第三者の事故という二つの偶然が重なった出来事であり、かなり奇跡的な事象に近いが、こういうことが起きるのもこれ、あるわけである。或いは事故でなくとも、車道にいたまなみちゃんを車で通りかかった人物が攫ったということも勿論ないわけではない。

でないともう、まなみちゃんが人の手に及ばないところまで迷い込んで行ってしまったというほかない。そうでないとするならば・・・やはり上記のような考えが私には一番しっくり来るのである。

校長、3人組の言うことが本当であるならば・・・。