先週、東京・墨田区の公園で男性が殺害された事件で、警視庁は男を逮捕した。


 殺人の疑いで逮捕された住所不定・無職の山本亮容疑者(35)は、先週、墨田区の公園に寝泊まりしていた柳原英二さん(70)の頭を鈍器のようなもので殴り殺害した疑いが持たれている。

 警視庁によると、現場近くには工事現場で使われる「保安灯」と呼ばれる機材が残されていて、土台のコンクリート部分で就寝中の柳原さんを殴ったという。

 山本容疑者は「腹が減ってカネがなく誰でもいいから襲ってやろうと思った」と話し、柳原さんのポケットから現金4000円ほどを奪ったことも認めているということで、警視庁は容疑を強盗殺人に切り替え捜査を進めている。



あっさり捕まったようで何より。逮捕の決め手は、

保安灯の支柱から検出された指紋から山本容疑者が浮上した。山本容疑者は今月上旬に仕事を辞めて岩手県から上京していた。「腹が減って金がなく、誰でもいいから襲ってやろうと思った」と供述しているという。

とのこと。どうやら、小耳に挟んだ情報によると山本容疑者はホームレスだそうで、被害者もホームレスらしい。それにしても、殺す前に何かできることは無かったのか。まるで虫を殺すような犯行である。
今回は直ぐに捕まったから良かったものの、もし野放しになっていたら、今度は公園外での通り魔的な強殺事件に発展している場合もあった。そう考えると恐ろしいし、早期逮捕で本当に良かったと思う。

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墨田区の公園でのホームレス男性殺害事件 容疑者の動機に新説浮上?(追記 8/3)

ホームレス殺害事件の都内公園は知る人ぞ知る“のぞきスポット”

 東京都墨田区の横網町公園のホームレス男性を殺害したとして、警視庁捜査1課は31日、住所不定の無職の男(35)を殺人容疑で逮捕した。27日午後11時、公園で就寝中の住居不定、無職のYさん(70)の頭部を保安灯の支柱で殴って殺害した疑い。

「金がなくて誰でもいいから襲おうと思った。財布から3000~4000円を奪った」と供述している。警察は強盗殺人容疑でも調べを進める。容疑者は7月上旬まで岩手県で働いた後、現場の公園に寝泊まりしていたこともあるという。

 隅田川花火大会(29日)の花火が見える穴場スポットでもあり、期間中は観客が殺到する。

 事件直後、警察は公園を封鎖して急いで現場検証を進めた。そのため、他のホームレスは公園から姿を消していた。唯一、残っていた70代の男性は「刑事が犯人の写真を持ってきた。黒い半袖シャツの男は知らない顔だった」と話す。

 この日夕方4時、遺体が転がっていたベンチには規制線が巡らされ、花が供えられていた。隣では母親が幼い子供と遊ぶ平和な光景があったが、近隣住民は「昼と夜で公園は全然違うんです」と語る。夜になると、照明の少なさから薄暗くなることに加えて、地元では「幽霊が出る」と噂だ。

 夜はカップルかホームレスだけになるのだという。事情通は「夜はアベックがいちゃいちゃしてる。ここは知る人ぞ知る“のぞきスポット”なんだよ」と話した。

 暗がりで盛り上がる男女を観察する愛好家が集まることから「容疑者の男もスケベ情報を知っていて訪れたかもしれない」(前同)というのだ。

 先の70代男性は「数千円で人を殺さないよ。トラブルがあったに違いない」と話す。「のぞきに興じているところを注意されて、逆上した可能性もありそうだ」(前出事情通)。果たして真相は…。