7月23日から、北海道に来日し1人旅をしていた中国人女性教師(講師)・危秋潔さん26歳が行方不明になっている。
危さんの行動詳細・時系列(FNN報道より)

7月18日中国天津経由で函館空港に到着、函館市内の旅館に宿泊
7月20日小樽運河など小樽観光
7月21日美瑛町の四季彩の丘を観光 札幌市のゲストハウスに宿泊(25日分まで前払い)
7月22日ゲストハウスを出て、父親にSNSメッセージ送る、阿寒湖温泉ホテルに宿泊
7月23日阿寒湖遊覧船午前8時の便に乗ったかもしれないとの観光船受付証言
7月25日ゲストハウスが警察に通報
7月27日北海道警が写真を公開して情報提供を求める

(不可解な点)

危さんは、札幌市のゲストハウスの部屋に多くの荷物を残したまま阿寒湖に向かい、別のホテルにチェックインしていた。
危さんの泊まっていた2階の部屋には、スーツケース、ポーチ、アイロンなど荷物の大半が残されていた。

危さんは旅行にあたって、事前に細かい計画を立てていた。18日午前7時に天津から函館へ行き、19、20日と小樽を旅行、21日には美瑛を訪れた。22日に富良野と旭川を訪れる予定だったが、その夜、札幌の宿泊施設に戻らず、家族とも連絡が途絶えた。宿泊施設の監視カメラを見ると、22日に外出した後には戻ってきた形跡がないという。荷物は宿泊施設に残されており、財布や携帯電話、タブレットなどは携帯していったとみられる。危さんは25日に帰国する予定だったが、中国に入国した記録もない。札幌にある中国総領事館は状況を把握しており、警察に全力で捜査にあたるよう求めたという。

危さんは23日午前0時過ぎに、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)のアカウントで芸能人の誕生日に対して「いいね」のリアクションをしている。ただ、本人が操作したかどうかは定かではない。家族によると、危さんは日本に友人や知り合いはいなかったといい、誰かの家に泊まったという可能性はないと考えている。危さんの友人も、「危さんに日本で知り合いがいるとは聞いたことがない」と口をそろえる。

(手紙)

札幌のゲストハウスに残された荷物から、家族に別れを告げるような内容の手紙が見つかり、来日中の父親が「娘が書いたものだと思う」と語ったとされていた。 

これを受け、ネット上では「危さんが自ら行方をくらませた」との見方が強まったが、記事によると、弟の危林(ウェイ・リン)さんは報道について「(危さんが書き残したのは)別れの手紙ではなく、旅行記だった」と話しているという。

(人物像)

危さんは今年の前半に福建省南平市の小学校での実習を終え、夏休み後から正式に教師になる予定だった。友人によると、今回の旅行は教員免許を取得できた自分へのご褒美として、5月から計画していたものだという。

小学校での実習では児童ととても仲が良かったという危さん。米国のドラマや映画、写真撮影などが趣味だったそうだ。また、自身の微博アカウントでは、日本のサスペンス小説や日本人作家の情報をシェアしていた。

危さんの大学時代の友人によると、危さんは日本文化が好きで、特に日本のサスペンスやホラー映画に興味を持っていたという。大学時代からよく一人で旅行していたが、これまでに行方が分からなくなるようなことはなかった。危さんは旅行中にも、SNSなどを通じて頻繁に友人と連絡を取っていたという。

(不気味な目撃情報)

中国人女性について、新たな展開があった。最後に姿が確認された、阿寒湖温泉から約7キロ離れた林道で、「女性が一人でいた」という目撃情報が寄せられた。新たな情報をもとに、1日、警察が釧路市阿寒町の山林に捜索に入った。

 行方がわからなくなっているのは、中国・福建省の危秋潔さん(26)。危さんは、先月23日の朝に阿寒湖温泉にあるコンビニエンスストアやパン店で姿を確認されたのを最後に行方がわからなくなっていた。ところが先月31日の午後1時半ごろ、温泉街から約7キロ離れた林道で、危さんと同じような白い服の女性の目撃情報が警察に寄せられた。

 市街地からは離れていて、人通りはほとんどない山林。警察は20人態勢で捜索したが、危さんにつながる手がかりは見つかっていない。(8月1日 21時の記事)



22日までは、なんてことはない旅行に感じられるのだが、23日未明に何かが起きたのだと思われる。ゲストハウスの部屋に多くの荷物を残したまま阿寒湖に向かったという点だが、携帯や財布などの必需品は持ってっていることから、その日の内に戻ってくる予定だったも何らかの事由で遅くなったかして、なくなく阿寒湖温泉ホテルに泊ったか、もしくは札幌のゲストハウスを拠点にしようとしていたように感じられる。阿寒湖に行っても再度、遅くとも次の日には札幌に戻ってくる予定だったのではないだろうか。多くの荷物を持って移動するのは鬱陶しく思い、置いて行ったのでは。このゲストハウスには25日分まで前払いをしているわけで、戻らない理由がない。少なくともその時点で失踪する意思はなかったのだと窺える。

しかし、戻っていないということは阿寒湖付近で何かが起きたのだろう。
遊覧船に乗ったのが本人だとすると、それは午前8時以降か。家族と連絡が途絶えるというのも人物像からしておかしいわけで、携帯をなくしたか使えない状況であるということが言える。
突然、解離性遁走になってしまった?うーん、それならもう保護されていてもおかしくないのでは。しかし、可能性はゼロではない。また、阿寒湖温泉から約7キロ離れた林道で、女性が一人でいたという証言。これが不気味で、なんでそんなところにいたのだろうか?ましてや一人で。危さん本人でないとしても不可解である。
だが現時点では自発的失踪か、何らかの事件に巻き込まれたのかという決定打がこれといってないのも事実であり、一刻も早く発見されることを祈ることしかできない。



追記 8/8

 7月23日から行方が分からなくなってる26歳の中国人女性。警察は、釧路市など北海道東部だけでなく、網走方面でも捜索をしていたことが新たにわかりました。

 その背景にあったのは、「中国の国民的映画」でした。

 行方が分からなくなっているのは、中国の小学校教師、危秋潔さん(26)です。

 危さんは、7月23日に阿寒湖のバスターミナルから釧路市に向かったとみられ、釧路駅周辺の複数の防犯カメラには、危さんとみられる女性が映っていました。

 その後の取材で、23日午後2時ごろ、危さんとみられる女性が、市内の複合商業施設にある喫茶店を訪れていたことがわかりました。

 喫茶店の店主:「1時間前後かな。長かったことは長かった。前を向いてまっすぐ景色を見て、近寄れないような雰囲気」

 カプチーノを注文し、窓際の席に座り、女性は約1時間滞在したといいます。

 記者:「危さんとみられる女性が、最後に目撃されたのは、2階に滞在した喫茶店のある、こちらの商業施設です。1階にバスターミナルがあり、都市間バスに乗ることができます」

 警察は8月4日、釧路市内を中心に危さんを捜索していますが、有力な手掛かりは見つかっていないということです。

 そうしたなか、網走市のあるオホーツク方面でも、危さんの捜索がされていことが、新たにわかりました。

 記者:「釧路市から100キロほど離れた網走市内でも、警察が、ヘリコプターなどを使い、一斉捜索していたことがわかりました」

 捜査関係者によりますと、中国総領事館の依頼で、7月末に網走市周辺でも、危さんの捜索をしていたことがわかりました。その理由が…

 (映画のシーン)

 2008年に公開された中国映画「狙った恋の落とし方。」。中国の歴代興行成績1位を記録する大ヒットになりました。

 映画後半には、道東やオホーツク方面を舞台にストーリーが展開され、道東方面のロケ地を巡るのが、中国人観光客にとってブームになりました。

 網走市内では、能取岬やJR北浜駅がロケ地となったため、領事館が、危さんが訪れた可能性があるとみて警察に伝えたといいます。

 記者:「Q警察は何回来た? 」

 JR北浜駅構内のカフェオーナー:「2回。ルート的には阿寒湖から釧路、網走。3か所じゃないかという話。一人で来る中国人は少ないから(目撃してたら)目立っていたと思う」

 警察によりますと、網走市内の観光名所や交通機関を中心に聞き込みをしましたが、今のところ有力な情報は無いということです。

 警察は、引き続き危さんの足取りを詳しく調べています。

UHB 北海道文化放送