88歳の女性を殺害し、遺体を切断して東京・目黒区の公園の池に捨てた罪に問われた男の裁判で、東京地裁は無期懲役を言い渡した。
池田徳信被告は去年6月、世田谷区に住む阿部祝子さんの部屋に侵入し、阿部さんを殺害して現金を奪った上、遺体を切断して、目黒区内の公園の池に捨てた罪に問われている。

 これまでの裁判で池田被告は、「金銭は奪っていない」などとして強盗殺人罪ではなく殺人罪にとどまると主張していた。

 29日の判決で東京地裁は、「金銭を奪った証拠はない」として、一部、池田被告の主張を認めた。しかし、その一方で、「部屋に侵入したのは強盗目的で、就寝中の被害者を起こそうとして抵抗されたために殺害した」と指摘し、強盗殺人罪の成立を認め、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。



無期懲役とのこと。これが妥当かどうかはともかく、気になったのは、「就寝中の被害者を起こそうとして抵抗されたために殺害した」という点。寝かせたまま物色出来ないと早々に踏み、居直って直接聞き出そうとしたのだろう。で、騒がれた、と。
そら深夜、就寝中に見知らぬものに起こされたら驚いて騒いだり抵抗するのはやむなしでしょう。
反面、恐怖で声が出ないというケースもあると思う。被告はそうなるものと踏んで被害者を起こしたのだろうか。
「大人しくしろ」ってやつですね。被害者は結果的におとなしくせず、抵抗されたから殺害されてしまったけれど、これ従順に従い金銭を渡しているなどしたら、
命は助かったのだろうか?

たらればはさておき、結果的に殺害、行きずりの犯行ということになるが、普通、というかよく目にするのは、このまま遺体を放置して逃亡するパターンである。
まあ一般的な強盗殺人というか。この事件がそれらと一線を画しているのは殺害後、
一度自宅に取って返して、スポーツバッグや解体に使用する道具?を犯行現場に持ってきて、遺体を解体するというこのバイタリティである。
そういったリスクを冒してまでも、事件の発覚を避けたかったのだろうね、ある種の執念を感じる。プロの強盗ならこんなことしませんから。
で、肝心の金銭は奪ってないと。まーこれは減刑の為の嘘かもですが、事実だとすれば殺してしまったから、金銭のありかを聞けずじまいってところか。もしくは物色したら事件となってしまい、失踪とさせたい被告にとってはそれはまずいのでやめた、はたまた遺体を消すことに体力を使い過ぎて当初の目的を果たせなかった、殺人という大仕事をしてしまったので、金銭とかどうにでも良くなった、などなど色々考えられるが、強盗から、事件そのものの隠蔽ということに目的が変わってしまった、ここにこの被告の人間性が表れているな、と思った次第である。