最近私は、BADBOYSという漫画を愛読している。

この漫画、広島が舞台の暴走族たちを描いたいわゆるヤンキー漫画なわけだが、初期こそ絵がお世辞にも上手いとは言えないのだがストーリーは面白く、80年代のノスタルジックさにも浸ることが出来る。
私はヤンキーがただバトルするだけの漫画は嫌いで、それはヤンキー漫画とは呼びたくないが、これは違う。ある種の不良文化の造詣に触れることが出来るのである。

いきなり何を言っているんだ、とお思いだろうが、事件というものはある意味不良とは切っても切れぬものであり、ヤンキー文化研究、というには大げさだが、お手軽に不良文化の造詣に触れる為に読んでいるわけである。

他の不良漫画と違うのは恋愛の話、女性キャラが割かし随所に見られる点。ちょっとしたラブストーリー顔負けな話もあるのである。
※ちなみにamazonで全巻セット1000円という破格で買えるので興味のある方は是非どうぞ。(ちなみに続編BAD BOYS グレアーも全巻1000円くらいです)

そろそろ本題に移ろう。私はこの漫画を読んでいて、ふとある事件のことを思い出したのである。
神戸市北区の路上で2010年10月、高校2年の堤将太さん=当時(16)=が刺殺された事件、
いわゆる神戸高2男子刺殺事件である。

現在、未だに解決に至っていない。この事件、解決には現場に一緒にいた被害者の彼女の目撃証言のみが頼りで、その証言とは堤さんを襲ったのは小太りの男というもの。

死因は刺されたことによる失血死、凶器は事件当時見つからなかったが、後日、現場付近の側溝から小型のナイフ見つかった。しかし指紋、血液はふき取られ、本物の凶器かどうかは定かではないが、ナイフを捨てる人間はそういないであろうと思うし、ましてや遺棄されていたのが事件現場付近であることから、私は以前、少なくとも、側溝のある通りを通勤、通学等に使用している周辺に住む人間が犯人ではないかと推理したわけだけれども、もちろん警察は虱潰しに周辺住民をあたったと思われ、(と思いたい)それも風体は小太りと割かし特徴的である。この犯人がこれほどまでに捕まっていないのはどういうことなのだろうか?と長らく疑念を抱いていた。

そう、この事件、たった一つの手掛かりである目撃証言は、堤さんと一緒にいた、という少女の証言のみで、それがこの事件の大きな構成要因となっている。無論、被害者が襲われる瞬間そこにいた人物であるから、最重要視しなければならないのであるが、未解決事件というものはあらゆる可能性を考えなければいけないものでもあるので、ここは外野がほざく単なる妄言、戯言の類ということでお赦し頂くとして、少女には大変申し訳ないのだが、この少女の証言が虚偽であったのなら…ということをテーマに通例の妄想をさせていただきたい。

この少女の証言が偽証であるとなると、あの似顔絵の男は存在しないということになる。
単なる変質者、気違いが嫉妬?故起こした事件という様相が根底から覆る。
ではなぜ少女は憎き犯人を庇うが如く嘘をついたのだろうか?その前に事件当夜を振り返る。

そもそも事件当夜、堤さんは現場から西へ約500メートル離れた公園に同級生ら約10人で集まっていた。 女子生徒も一緒だった。堤さんと女子生徒2人は公園でしばらく過ごした後、 
それぞれの自宅に帰った。その後、堤さんは女子生徒に「自動販売機の前で 午後10時に会おう」と連絡。実際に2人が自販機の横に座り、 会話を始めたのは午後10時10~20分ごろだったとみられる。 そして下記の流れへ。

1,被害者と彼女、自販機前でだべってる 
2,道路の向こうに犯人が現れる。暫し座って2人を見ていた。 
3,犯人が被害者と彼女(自販機前)の方へ移動開始 
4,被害者「逃げろ!」と叫ぶ。彼女逃げる。 
5,被害者「痛いッ!」(どこか斬られたが致命傷ではなかった可能性) 
6,色々あって70m移動(血が転々と続いていた) 
7,交差点で被害者刺される。(致命傷) 
8,彼女、現場に戻ってくるが被害者瀕死 
9,近所の人が通報して救急車がくる。病院へ搬送 
10,被害者死亡

気になるのは彼女が現場に戻った点。まだ犯人がいるかもわからないのに、危険を顧みず現場に戻るのはあまりにも危機意識が足りないのではないだろうか?

では、本題に戻るとして、なぜ少女は憎き犯人を庇うが如く嘘をついたのだろう。(と仮定すると)
これには二つの説が浮上する。

・文字通り、少女は犯人を庇っている

もう一つは、

犯人に怯えている

という説。

そもそも、この少女の証言自体、当初二転三転していた記憶がある。襲われていた状況も逃げながら刺された、という報道と馬乗りになって刺されて、逃げたところを更に追いかけられたという報道があり、よくわからない。

第一の説も第二の説もつまるところは同じなのであるが、違いとしては少女が犯人への好意があるかないかの違いで、つまり堤さん、犯人を含めた三角関係にあったと。

しかし少女は二股相手に好意を寄せており、「捕まってほしくない」ということから嘘の証言をしたのが第一の説。第二の説は、「警察に言ったらお前も殺すぞ」的な脅しをされ、本当のことが言えないという説。仮にもその人は堤さんを殺害しているわけで、これ以上の脅しはない。
しかし下記の事件後の少女のブログ記事を見るに脅されているという気はあまりしてこない。

いつもの風景。 
いつもの…違う… 
将太がおらへん。 
将太だけが、おらへん… 

これが現実なんやって思ったら 
また涙が出そうになってもうた。 

教室に入った。
みんな一斉に、うちを見た。
空気が重くなるのが分かった。

その時やった… 
明日、今日よりも好きになれる 溢れる想いが止まらない~
今もこんなに好きでいるのに 言葉に出来ない~♪ 

うちの好きなGReeeeNの『キセキ』やった。
クラスメイトみんなが歌ってくれた。
うちも泣きながら歌った。
アリガトウや Ah

愛してるじゃまだ足りないけど
せめて言わせて 「幸せです」と~♪ 

そうや…将太が助けてくれたんやもん。
将太、あのな 
うち…幸せやで

これを読む限り、特に最後の一文からはあまり脅されているという感じや危険が迫っているという感じがしてこない。 というより、幸せを感じている。

誰かを庇う理由はもう一つあり、あの似顔絵。あまりにも怪しすぎるというか・・・
ステレオタイプの変質者過ぎるのだ。

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堤さんが例え一撃を喰らったとしても、人間はこのような危機的状況に陥ると、興奮物質のアドレナリンが大量に脳内に分泌され、痛みを一時的に感知しなくなるというし、死に物狂いで走れば逃げ切れたのではないだろうか?ましてや相手は小太り、堤さんは見たところ痩せ形である。それとも最初の一撃が致命的な一撃で、力尽きてしまったのか?

夜10時とは言え、他の人間に目撃されるかもされないリスクを抱えてまで、70mも執拗に追いかけとどめを刺すというのは相当の殺意である。犯人にはそこまでの理由があったのだろうか。

この事件、事件当時の2chなど見てみると、堤さん自身のブログの内容など記載があり、それを読むにどうも彼自身不良だった可能性が高いと。そして事件当夜公園にたむろしていたのも不良仲間だった可能性が高いと。

以上を踏まえ今回は、纏めとして妄想というよりももはや完全なる創作を展開させて頂くことにする。

1,  少女、公園で解散後、自宅に帰ると二股相手が家の前で待っていた。二人で家の中へ。親は不在
   だった。あるいは二股相手の家へ行った、でもいいだろう。
2,二人がお楽しみ中、堤さん「自動販売機の前で 午後10時に会おう」と彼女である少女に連絡。
  二股相手「今の誰や?」「誰でもない。」等の会話。そして、10時前。
  彼女「ちょっと用事があるから今日は帰ってや」
  二股相手「なんでやねん、こんな時間にどこ行くねん」
  彼女「いいから帰ってや」などといい、自分も家を出れば相手も出る(諦める)であろうとの
  考えから、外出。
  二股相手「まあええわ。じゃあ近くまで送ってくで」といい、彼女は原付か単車にニケツし、
  現場付近で降ろしてもらった。
  腑に落ちない二股相手は、帰ったフリをし、Uターン、バイクを停めて徒歩で彼女に着いて行く
  ことに。
3,  被害者と彼女、自販機前でだべってる 
4,道路の向こうに少女の二股相手が現れる。 
  被害者「なんやあいつ、メンチ切っとるで」
  彼女「わ、わからへん・・」
5,犯人が被害者と彼女(自販機前)の方へ移動開始
  二股相手「おい、○○!(彼女の名)そいつ誰やねん!」
  被害者「お前が誰やねん!俺は○○の彼氏や」
  二股相手「何やとコラァ!彼氏は俺や!いてまうぞコラァ!」
  被害者「やってみろやコラァ!」
  彼女の前でカッコいいところを見せようと被害者。一触即発の雰囲気。
  最悪、喧嘩になっても仕方がないという覚悟であった。しかし、男が取り出したるは光物。
  いざという時のためにいつも持ち歩いていたものだ。
4,彼女「ちょっと、やめてよ・・」
  被害者、危険を察知し、「逃げろ!」と叫ぶ。彼女逃げる。 
5,彼女を守ろうとする行動に対し、頭に血が上り、小型ナイフを振りかざす二股相手。
  揉み合いになるもナイフは被害者の肉を抉った。
  被害者「痛ぇッ!」これはマズいと逃亡を図る。追いかける二股相手。
6,70m移動(血が転々と続いていた) 
7,交差点で追いつかれ、被害者、刺される。(致命傷) 
8, 二股相手、自販機の前に走って戻る。一端は逃げた女生徒、心配になり戻ってみると返り血を
  浴びた二股相手と鉢合わせた。
  二股相手「ハァ・・ハァ・・・○○かぁ・・俺、やってもうた・・・あいつ殺してもうた・・
 でも俺、お前のこと本気やねん・・・」
  彼女「わかった・・わかったから・・もう帰って・・・」と泣きながら彼女は言った。二股相手は
 バイクで逃走。
8,彼女、交差点へ。被害者瀕死 
9,近所の人が通報して救急車がくる。病院へ搬送 
10,被害者死亡

といった流れである。完全な創作であるが、もし彼女が被害者を内心疎く思っており、加害者に好意を寄せていたのなら尚のことこのような状況が想定される。
無論、彼女がこの二股相手に脅されている可能性も無きにしも非ず。

犯人は・・・

・不良、暴走族関係者では?
・キレたら何をするか分からない人物では?
・似顔絵は犯人とは真逆の印象では?

以上、私の完全なる妄想である。事件を基にした単なる創作、ぐらいに留めて頂きたい。
無論、女生徒の証言を疑っているわけではないのであしからず。
違う見方もあるのではという一種の妄想ではあるが、そのような妄想は口にしたり、記述すると誰かを傷つけてしまうこともある。
ただ、そういったことは事件を考えるにあたり、付き物であり、推理の宿命でもある。
それを恐れていては何も広がらないのもまたこれ事実。
そういった妄想が事件風化を阻止する為にも重要だと思うのだ。