オカルト・クロニクルというサイトがあり、それの書籍化。
様々な奇怪な事象について取り上げているが、私の興味は事件モノ、とりわけ赤城神社主婦失踪事件を書き下ろしされているとのことで拝読。これが非常にボリュームがあり、読み応えがある。現地に赴き、あのテレビのチカラの映像まで入手し検証されており、思わずなるほどな、と唸ってしまう推察をなされている。この事件に興味がある方は入手しても損はないと思う。
ただ、著者のシリアスな文体の中で、たまにおちょくるようなユニークな書き方をされているので、それは好みが分かれるかもしれないが、事件に対しては真摯に取り上げているので、私は特に何も思わなかった。

また、以前書いた赤城神社主婦失踪事件の記事のコメント欄にて地元民なる方から大変興味深いコメントを頂いた。(ありがとうございます。)

それは、以下のような内容である。


トイレは駐車場入り口設置されているため、催してしまった説は間違っていると思います。
(駐車場とトイレは参道入り口のすぐ脇に設置されており、商店や自動販売機もあります。)

参道も別に人が迷ったりするような長いものでなく、本当に普通の神社です。

そしてあのまわりは、山の中といっても、普通に住宅や別荘のある地域でして、
本人の意思以外で迷い込むというのもなかなか考えにくいです。

第三者が誰かをムリヤリ山の中に拉致できるような感じの場所でも無いです。


とのことで、私の提唱した「催してしまった説」はどうやら的外れかもしれない。
ただ、このトイレ説を、事件マニアである雑感さんが、自身のブログでよりその可能性に言及、推察しておられるので、閲読頂きたい。こちらもかなり詳細に検証しておられる。

ただ・・・地元民さんの言うとおりであるならば、迷うような山ではないという。
でも、私は事件、失踪よりは事故説かと思っている。というのも、拉致含む事件、失踪としての舞台してはあまりにもそぐわないのではないかと。また、お賽銭に深い意味はないとみる。
そうでないならあとはもう、怪異、というか、天狗、UFOの類ということになってしまうが、超常現象に懐疑的な私としてはそれを推すことは断じてできない。
ブログでああだこうだいうより、百聞は一見に如かずということで、やはり現地に赴くしかないのかな、とも思ってる。