最近は事件から少し距離を置いて生活していたが、最近abemaTVで3人の行方不明事件の番組を見て、「事件熱」が戻ってきたので、マイペースながら更新していきたいと思う。

ちなみにその番組は下記

「定期的にお金を引き出している」2年前失踪した石垣浩史さんを探しています


「まさか普通に会話した日にいなくなるなんて...」去年失踪した山野下せい香さんを探しています

興味のある方は見てみては如何だろうか



さて、表題にも記した通り、事件モノの書籍を2冊読んだ。
どちらも読みながら非常にストレスの溜まる代物である。
それは書き方が拙いとかではなく、警察に対して・・である。

警察の捜査怠慢やとある事情で事件が迷宮入りしかけた、あるいは迷宮入りしている事件があり、それを私は「警察腐敗シリーズ」と勝手に呼んでいる。

  • 桶川ストーカー殺人事件
  • 北関東幼女誘拐殺人事件
  • 岩手17歳女性殺人事件
  • 栃木リンチ殺人事件
  • 徳島県自衛官変死事件
などなど。

今回読んだ本は下の二つの事件である。立て続けに読んだものだからかなりヘビィーだった。
遺族の心境を考えると筆舌に尽くしがたい。
栃木~の方は警察だけでなく、被害者の勤めていた日産自動車という組織が絡んでおり、加害者の一人が自首しなければ事件が闇に葬られていた可能性が高い。何よりもリンチの内容が克明に記録されており、鬼畜の所業といわざるを得ない。

徳島~は、被害者の妹さんの捜査力、執念にとにかく舌を巻く。だがそこまでしても事件は解決できないのか・・・という無力感が読後感として残った。これ、明らかな殺人(と思われる、少なくとも私はそう感じる)なのにどうしてちゃんとした捜査をしなかったのだろうか?と誰もが疑問を抱くことだろう。

勝手な想像をすると

警察や地元の名士の身内に犯人がいたという説

まあ定番である。怠慢捜査があると必ずと言っていいほど囁かれる説であるが、徳島の件に関しても当てはまると思う。wikipediaによると

現場付近では、たびたび暴走族による暴力行為が目撃されていた。事件発生当日も、自衛官の車とよく似た白いセダン車を、鉄パイプのような棒を振り回して追いかける暴走族が目撃されている。再捜査の段階で現場付近を車で通行した人物、トラック運転手の目撃証言があった。「その暴走族のメンバーの一人が、徳島県警本部に勤務する人物の息子」といった噂があった。この噂に基づき、この事件に関係していると2ちゃんねるに噂を書き込まれた元衆議院議員が選挙妨害であるとして名誉毀損で刑事告訴を検討した

とのこと。まぁ、警察の断固として事件性を認めないという態度そのものが、誰かを庇っている裏返しと見えてしまうのは当然であり、そう自ら言っているようなものなのであるが、容疑者を検挙するのは警察であり、それをしない以上、いくらそんなことを言っても意味がないという無力さ、歯がゆさが尋常ではない。

またもう一つ、初動捜査がずさん過ぎたという説もある。というのも最初に通報をして被害者の乗っていた車が停まっていた橋に駆け付けた福井駐在所の駐在員は、「事件ではないのか」という遺族の訴えに対し「ラブホにでもしけこんどんのやろ」「寒いから帰る」などといい、全く捜索をしなかった。しかし、被害者の遺体は正にその橋の下から出てきたのであり、この対応の酷さが明るみに出てしまうと、ちょうどこの頃、警察の杜撰な対応が問題となった桶川ストーカ―事件や栃木リンチ殺害事件が発生しているのもあり、本件も相まって世間から徳島県警だけでなく、警察組織全体が大バッシング、袋叩きにあう・・・といったことが想定されることもあり、何としても自殺で片付けたかった・・・という説である。
しかし、被害者の妹の存在は警察にも想定外で、逆に世間に警察の対応の酷さが浮き彫りとなってしまった。

こうしてみると徳島県警全体が一丸となり犯罪を隠蔽しようと見えるが、恐らく末端、下手すればそれよりも上のクラスの捜査員は心中では自殺ではないということが分かっていたであろう。

キーとなるのは再捜査の時のE警部の発した「捜査官は上の出した答えに逆らえんのです」という言葉。一度出した自殺という結論を覆せない県警のプライドなのか、はたまた・・。

ただ、いくら駐在員の対応が悪かったからといって他殺を自殺とするリスクを背負ってまでも覆い隠すようなことだろうか?

いずれにせよ、警察も人間である以上、身の保身や嘘、でっち上げ、隠蔽というものは付いて回るものである。時に明らかな他殺を、警察が自殺と片付ける事例をエクストリーム自殺と皮肉を込めて揶揄されるが、特に如実にこの事件ではそういった問題が出てしまったのではないだろうか。