世田谷一家殺人事件については、検証を行っているサイトが数多にあるので、詳しい事件の内容についてはそちらをググって頂くとして、今回言いたいのは祖師谷公園に行ってみて、思ったのは、

風呂窓の位置とフェンスから壁までの距離が意外にあった

ということである。

そこから想像した

「風呂窓侵入説から見える犯人像」
 を考えてみた。


調べてみると、風呂窓の位置は地上から3m、フェンスから壁までは90cmとのこと。フェンスの上に立ち、片足は壁に這う配管?のような場所にかけて、窓を開けて、両手を窓枠に引っ掛け自身の身体を引き寄せると同時に、左足を給湯機に乗せ、それを足場にして、窓に体を潜り込ませるように侵入するという方法が現実的だと思われる。

しかし、浴室内部の様子を知りえるならまだしも、知らない場合、構造がどのようになっているかもわからない浴室に頭から入ろうとするだろうか?恐らく、浴室は真っ暗だったと思われ、給湯器に足をかけ、頭が入ったところで、浴室と認識は出来たであろうが、そこで「いける」と思うものだろうか。浴槽には湯が張ってあることはかろうじてわかるかも知れないが、(もしくは蓋がしてあったのかもしれないが)、そこに逆立ちとまではいわないが、それに近いような体制で手をついて、単独犯ならヒップバッグをつけた状態で全身を滑り込ませるように音もなく侵入することが果たして可能なものだろうか?蓋がずれたりして落下、あるいは犯人自身が勢いあまって浴室、ないし浴槽に落
下してしまった場合、ものすごい音が発生するわけで、当然家族の誰かが気づくのではないだろうか?

かなりの運動神経を有していて、更に確定的殺意、なんとしてでも侵入するというそれも使命感のようなものを持ちあわせていて初めて行う行動であり、一介の強盗などが侵入したとも思えないが、空き巣や強盗は意外に風呂窓から侵入するという話もあり、よくわからない。が、強盗であればこの立地、時間を狙う必要がないというか、もっと好条件の場所があると思える。それに被害者の傷の状態からしてもあまりにもオーバーキルであり、怨恨や快楽の可能性を否定できない。

なんにせよ、忍び込みや強盗の類が時間を考えても、公園の入り口からも見えるような場所で、背を見せて侵入するにはリスクがかなり大きい。失敗した場合、逃走するのも中々難しい。
なので、風呂窓とするなら強盗の類ではないと思われる。殺害後の行動も強盗にしては不可解なことが多い。

そこで、逆に考えると辻褄が合うというか、風呂窓侵入を補強する材料がある。
というのも犯人は現場で大胆で不可解な行動(大便をする、現場に長居する、書類を切り刻み浴槽にぶちまける、アイスを食べるetc)をとっており、常人では考えられない思考回路を持っていると想像できる。それを踏まえると、風呂窓から侵入するという行動はこの犯人に対してはあり得る、というかイメージ的には符号する。

 風呂窓が目に入る
→フェンスを登ってみる
→手を伸ばすと窓が開いた
→ヘリに手をかけ給湯器に足を引っかけ、中をのぞくと「イケる」と思う
→躊躇なく侵入

このような常識では考えられない一連の行動も、訳の分からない犯人の行動を考えれば腑に落ちる。給湯器に足跡のようなものがあっただとか、二階に足跡が一番多いなど、風呂窓から侵入したかのような裏付けもある。

この事件は、一言でいえばそう、訳が分からない。しかし、その「訳の分からなさ」こそが唯一の手掛かりというか、犯人の性質を現しているのではないだろうか?

風呂窓侵入から見える犯人像としては、

〇日本人らしからぬ、考え、性質を持っている
〇運動神経に秀でている
〇粗野
〇大胆不敵
〇神経質でない
〇恐怖感が欠落している

しかしこのような人物が再犯せずおとなしくしているとも思えず、となると、誰か犯人自身が心酔しているような人物に命じられて動いた可能性も否定できない。

あくまで、風呂窓から入ったことを前提として考えた犯人像である。