千葉県袖ケ浦市の竹林で19歳の女性の遺体が見つかり、警察は殺人事件として捜査を始めています。

 千葉県袖ケ浦市。自然豊かな静かな街で事件は起きました。

 
遺体で見つかったのは、袖ケ浦市で美容師見習いの中込愛美さんです。家族らは、中込さんが「家にいつか戻る」と考えていたため、警察に行方不明届を出さず、知人らと探していました。

 そして、行方が分からなくなってから5日後の12日。警察によりますと、中込さんの携帯電話の位置サービスから場所を特定し、兄の友人の男性が発見したということです。

 遺体が見つかった現場は、中込さんの自宅から約450メートルの距離にあります。

 中込さんは、母、兄と3人暮らし。

 遺体には着衣に乱れはなく、近くにはバッグや現金の入った財布、携帯電話が見つかっていて、明らかになくなっているものはないということです。

 司法解剖の結果、遺体には刃物のようなものによる刺し傷がありました。現場から刃物などは見つかっていないということです。

 中込さんに何があったのでしょうか。警察は、遺体の状況などから殺人事件と判断し、50人態勢で捜査を始めました。


追記事項
・中込さんが行方不明になる2日前の5日に会っていたという市原市の男子大学生(19)は「遊んでいたときに変わった様子はなかった。6日午後11時ごろに無料通信アプリ「ライン」で送ったメッセージは既読になったが、返事はなかった。いつもは必ず返事があるという。
・遺体の状況から中込さんは行方が分からなくなった直後の7日ごろに死亡したとみられることが新たに分かりました。
・遺体には刺し傷がありましたが、現場から刃物が見つかっていないため警察は、中込さんが何者かに殺害されたとみて調べています。
・中込さんは今年に入ってから体調を崩し、美容院の仕事を休みがちだったということです。
・近所の人に話を伺うと、「遺体が発見される3日ほど前、これまでに嗅いだことのないような臭いがした」と話していました。ただ、事件前後では叫び声だとか不審者がいる様子はなかったということです。
7日朝に母親が自宅にいる中込さんを見かけた後、行方不明になっていたという。
行方が分からなくなった当日午前10時ごろに女性が自宅近くのスーパーマーケットを訪れていたことが分かりました。
・行方不明になった直後に死亡したとみて捜査
・司法解剖の結果、死因は出血性ショックの可能性があるが、特定できていないとしている。

時系列
5月5日  友人(男性)と遊ぶ。変わった様子はなし。
5月6日  午後11時ごろに友人が無料通信アプリ「ライン」で送ったメッセージは既読になった           
      が、返事はなかった。
5月7日  朝、母親が自宅にいる中込さんを見かける
同日午前  被害者が自宅近くのスーパーに訪れる
同日午前~ 被害者死亡?
5月9日頃 遺体発見現場近所の人がこれまでに嗅いだことのないような臭いを嗅いだ
5月12日 被害者自宅近くの竹林で被害者が見つかる
5月18日 司法解剖

割かしすぐ捕まるのかなと思っていたが、2週間以上経ってもまだ解決していない。いや、まだ2週間しか経っていない、とみるべきだろうか。元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏曰く、
「通常の殺人事件なら、『特別捜査本部、100人体制で』…とよく聞くが、今回は、特別捜査班で50人体制であることを考えると、ある程度、犯人像がつかめているのではないか」と推測しているので、時間の問題であろう。

5月6日、生存時に送ったLINEに返事がなかったのが非常に気になる。このころから嫌な予感をしていたのだろうか。

司法解剖後に、行方不明直後に死亡しているとの見解があることから、それはそうなのだろう。
携帯電話の位置情報サービスで見つかったということは、携帯の電源が入っていたということになる。
恐らくスマホであろう。しかしながら、被害者の使っていたスマホの機種が何かわからないので断言できないが、スマホは通常、何もしなければ、3日間も経てば電源が落ちると思われる。早ければ1日で落ちる場合もあるという。超大容量のバッテリーを内蔵したものもあるが、この被害者の年代がそんなものを使うとはあまり思えない。
しかしながら、被害者が見つかったのは行方不明になってから「五日後」であり、行方不明直後に殺害されたというのなら、電源が入っているのはどうしてだろうと思っていたのだが、ソフトバンクやauの位置探索サポートというサービスがあれば電源オフ時でもスマホを探せるという。被害者兄の友人はこのサービスを使ったのだろうか。でなければ、5日間経っても電源が入っていることになり、そうなると話が変わってくる。携帯があるのだから家族と連絡が取れただろうし、3日間ほど、どこかで監禁されていたということになる。それはゼロではないが、ちょっと考えにくいし、5月9日頃に遺体発見現場近所の人がこれまでに嗅いだことのないような臭いを嗅いでいることから、腐敗が始まっているということが考えられ、それを鑑みるにやはり7日に殺害されたとみるのが妥当で、司法解剖の結果、そうなっているのだからもはや疑う余地はあるまい。7日に殺害され現場に遺棄された被害者の電源の切れた携帯を、位置探索サポートを使って位置を特定した、と、こういうわけである。

で、手掛かりというと被害者が自宅近くのスーパーに訪れているのが防犯カメラでわかったという点。
この後の足どりもまた別の場所の防犯カメラを調べているのだろうか。
なんとなく近日中には捕まるのではないか・・・と楽観視している。